「人」から始まる「健築」。
健康な空間づくりや、まちづくりによって、健康な生活・社会を実現するために、竹中工務店が千葉大学予防医学センターと共同で実施している「健築」プロジェクトについてご紹介していきます。
ベジテーブル®、健康階段!楽しく参加し、会話が生まれる!
スタンディング式テーブルと野菜栽培を一体化した「ベジテーブル®」を東京都墨田区の八広地域プラザ「吾嬬の里」に設置して、実証実験をおこなっています。
テーブルを中心にして、施設利用者の方が、苗を家に持ち帰って、苗の成長を写真に撮って情報交換したり、栽培野菜を使った料理での交流会が開かれたり、地域の方々の輪が広がっているそうです。
こちらは健康階段「ta-tta-tta」。
オフィスワーカーに階段を昇ることがつい楽しくなる映像を投影することで階段利用を増やそうというもの。
竹中工務店の大阪本店で実際に実証実験が行われました。
上った階段の数や、時間帯によって映像が変化し、その結果がスマホや休憩スペースのサイネージで見れることで会話が生まれ、階段の使用率も1.7倍になったそうです。
いつもの歩幅を「プラス10cm」で健康に!
さらに、歩行と健康に着目した歩行促進プログラムを展開しています。
こちらの歩幅シートは、自身の歩幅をチェックし、年齢に応じた標準歩幅との比較や、健康維持につながる「プラス10cmの歩幅」を試すことができます。
このような歩行促進デザインをオフィスやシッピングモールなどの商業施設に展開しています。自治体の公共施設の採用事例では、地域の健康増進活動とコラボレーションしたウォーキングイベントでの活用を行っているそうです。
「健築」を実現するために、エビデンスをベースに「空間デザイン」
竹中工務店では「健築」を実現するために、3つのアクションを大切にしています。
エビデンスをベースに「空間デザイン」。
一人ひとりのいきいきとした生活行動を促進する「プログラム」の提供。
空間デザインとプログラムがもたらした効果をフィードバックする「分析・評価」。
建築ではなく、人からはじまる健築が広がって、誰もが健やかで心豊かに生きていける場所が増えていくといいですね。
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